top of page

あがり症の対処法~あなたはどのタイプ?~

皆さんは、緊張して本番で力が発揮できなかったという経験はありませんか?


私がこのあがり症について学び出したのは他でもない、自分自身が極度のあがり症だったからです。


3歳からピアノを習い始めた私は、厳しい先生のもと日々訓練を積みました。しかし発表会やコンクールで、一度も納得いく演奏が出来ませんでした。足がガタガタと震え、手は汗が止まらず鍵盤を滑り、しまいには暗譜が飛ぶ始末。

「あ~自分には才能がないんだな」と練習する意欲が薄れていってしまいました。


そのあと、高校で合唱部の友達にピンチヒッターとして呼ばれた大会で歌のすばらしさに目覚めてしまい、私の2回目の音楽人生が始まるのですが、やはり、このあがり症を克服しない限り、音楽を続けることが苦しくなってしまったのです。


そこで私は、本番でのパフォーマンスをどうにか上げたい一心で、コーチング、スポーツ心理学、アドラー心理学、アレクサンダーテクニーク、ボディマッピングなど様々な分野から、自分を実験台にして研究してきました。


だからこそ、生徒さんには、心と音楽の繋がりを重視してレッスンをしています。


歌えなかったあのくやしさを知っているからこそ、「あきらめないで!」と伝えたい。


あがり症の原因は人さまざまですが、今日はその中でも比較的多い例を3つお伝えします。



①自意識過剰

これは、他者からの注目に対して、極端に自分の評価を意識してしまう人です。他人の素振りや表情が、全て自分に向けられているものと思い込み、更にはそれが自分の価値にまで返還されてしまいます。これは自分と音楽をまずは引き離して、解決していくことが大切です。


②準備不足による不安

自分の技術の不安から、心理的不安を導きます。罪悪感や逃避願望などが生まれ、演奏に集中できなくなります。これは、「練習で出来たことしか、本番では出来ない」ということを理解して、普段の練習内容を改善することが必要です。



③本能をあがり症だと勘違いしている

人は自己防衛本能として、普段と違う行動をするときに、バイアスが働くようにできています。そこでアドレナリンが出て、心拍数が上がり、冷や汗が出たりしますが、これは正常な人間の仕組みなのです。これを、「自分はあがり症だ」と勘違いをして、その身体の変化に捕らわれてしまい、演奏に集中できなくなるタイプです。これは、この体の変化を楽しむことが出来るような、普段のトレーニングが必要です。



いかがでしたか?

あなたはどのタイプに近いですか?

一概に全ての人がこのタイプに分類できるわけでなく、育った環境や、文化感、健康状態なども密接に関わっているので、一人一人と深く対話をして、レッスンを進めています。


私と同じように、本番で力を発揮できないことで苦しんでいる人は

是非、体験レッスンでお話を聞かせてくださいね♪

必ず、音楽を心から愛し、楽しむことが出来ます。



Comments


bottom of page