こんにちは。
いよいよ夏本番。
みなさんはどんな夏を過ごしますか?
今年はお祭りやフェスの開催がない分、ご自宅で今まで聞かなかったジャンルの音楽を聴いて、自信の表現の幅を広げるチャンスです。特に様々なアーティストが、自宅から気軽にオンラインライブなどをしてくれていて、その方の加工されていない声を聞くことが出来るのです♪その人の、ブレスコントロールや、口の形、響の位置など、私も何時間でも見ていたくなってしまいます♡
さて、そんな中、先日生徒さんから、ご質問をいただいたので、今日はそのことについて書きたいと思います。
「ポップスとミュージカル、歌い方に違いはありますか?」
この質問に対する私の答えは「Yes!」です。
まず、ポップスは、歌い手本人が主役であり、その人がどのように表現したいのか、どのようなメッセージを伝えたいのかということが一番大切になります。
ある意味自由であり、個性が必要になります。
これに比べてミュージカルは、歌い手は物語の中の登場人物である為、自分が歌いたいように自由に歌うというよりは、その物語の話の流れや、役の心情を踏まえた表現にしなければなりません。ですので、ミュージカルの歌をレッスンするときは、その演目のストーリーや、役の特徴、その曲の役割などを学んでいただいてから、歌のレッスンに入るようにしています♪
また、ミュージカルはほとんどの場合生の舞台になりますので、曲の歌詞であっても、お客様にその言葉が明確に届かなくてはいけません。その為、クリアな発音にも気を付けています。セリフから急に歌に入っていく場合も多いので、話し声と歌声があまりにも別人にならないようにすることも、大切です。その為にミックスボイスやベルティングといった、地声に近い響きの発声を求められます。
私がいつもミュージカル曲の時にお伝えするポイントは
話すように歌う・歌い過ぎない
これがポップスとも一番の違いかもしれません。
歌を歌うという一つのことでも、ジャンルによって本当に様々な表現があり、奥が深いな~と思うと同時に、こんなにもたくさんの声質を作ることが出来る人間の喉って、もはや神秘的!!と思って、ここまできました。(笑)
是非、今までは観る側専門だったあなたも、一緒に歌の世界をのぞいてみませんか?
体験レッスンでは、初心者の方にも安心してお受けいただけるように
始めのヒヤリングを大切にしています♪
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