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「好き」を思い出す

あなたは、どんなことをしている時、幸せを感じますか?

どんな色が好きですか?

どんな景色が好きですか?

どんな音楽が好きですか?

今日一日の中に、「好き」と思う瞬間が、何回ありましたか?



この「好き」という感覚は、無意識に日常の中からあふれてくる感情ですが、

忙しい毎日に追われていると、この気持ちから、遠くかけ離れた生活になっている人も多いと思うのです。

受験や試験に向けて勉強をしたり、満員電車に揺られて、一日中気を張って仕事をしたり、ゴールの見えない子育てに追われたり。

いつも何かに追われていて、タスクをこなすことでその日が終わってしまう。前日の疲れがなかなか取れない。なぜかやる気が出ない。不満はないけれど、満足ではない。


このように感じたことはありませんか?


この状態を変える方法はとても簡単。


あなたの「好き」を思い出すこと。


それが、

パフォーマンスの向上に繋がり、日々の幸福度を上げるのです。


なぜ「好き」と思うだけでパフォーマンスが上がるの?と不思議に思いますよね。

これには、脳から分泌される「幸せホルモン」といわれるものが関係しているそうです♪



幸せホルモンとは?

脳内ホルモンの中でも、心と体に心地良さを感じるもののことをいいます。その中でも今注目されているのは、イライラを抑えてくれる「セロトニン」、快感を得ることができる「ドーパミン」、そして心を落ち着かせてくれる「オキシトシン」の3つです。


①セロトニン

心のバランスを整える作用があるホルモンで、「安心のホルモン」と呼ばれています。セロトニンが不足するとイライラしたり、うつ状態や暴力的になりやすいといわれています。

タンパク質の多い食事や、腸内環境を整える食事をすることや、太陽の光を浴びて散歩をすることで分泌を促すそうです。


②ドーパミン

うれしいことや良いことが起きると分泌される「快感のホルモン」と呼ばれています。ドーパミンが分泌されると人間は意欲が湧いてきて、もっとうれしいことや良いことを行おうとします。人間の意欲・やる気・運動・学習能力に深くかかわっているドーパミンは仕事をする上でとても重要なホルモンと言われています。

小さな目標を達成することや、適度な運動で分泌を促しましょう。


③オキシトシン

「オキシトシン」は、セロトニンと同様に心を落ち着かせる効果があるとされています。セロトニンとの違いは、親しい人とのハグなどボディタッチで分泌される特徴がある点で「愛情ホルモン」と言われています。子育て中のママなら、授乳をするときに多く分泌されるホルモンとして有名ですね。そのほか、ペット(特に犬)に触れることでも、分泌されることがわかっています。また、人を褒めたり、親切にすることだけでも良いそうです!



以上のように、この3つの幸せホルモンを効果的に分泌させることで、気分が良くなり、パフォーマンスが上がり、幸福感を感じられる!ということです。



その為には、最初に書いた、あなたの「好き」を思い出すことから始めてほしいのです。

そして、意識してその「好き」を日常にたくさん取り入れてみてください。


私は先日、花壇の植え替えをしました。

植木屋さんで、花の苗や球根を選んでいる時間や、帰宅して、そのかわいらしい花たちを土に並べていく瞬間、本当に幸せな気持ちになったのです。


「私、この色好きだわ~かわいい~春が楽しみ~♪」


と日々の仕事や子育てに追われて、自分の好きなことさえも忘れていたことに驚き、もっとこの気持ちを感じられる毎日にしようと決めたのです。


子供のすべすべなお肌に触れた瞬間

大好きなペットを抱きしめた瞬間

自分の好みにヒットした曲を発見した瞬間

窯元で買った素敵なデザインのお皿を拭く瞬間

雲一つない秋晴れの空を見上げた瞬間


こんな瞬間の小さな幸せが、人生の幸せに繋がるんですね。


あなたも、些細なことで大丈夫。「好き」を思い出してみてください♪


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